おずぬーブログ

クローバーフィールド

だいたい予想通りのパニックものでした。
こんなもんかなあ、というのが率直な感想です。


クローバーフィールド/HAKAISHA




















始めから最後まで、一貫してホームビデオで撮影したもので、
パーティーのさなか、あんなものが突然現れたらこんな感じになるだろうなあ、
というリアル感があります。
途中、こんなところでビデオのことなんて気にするかよ!という場面もありますが、
まあ、そこはご愛嬌。
うまいなあと思った点は、ビデオが二重撮りで撮られているという設定になっていることです。
まず恋人との幸せな日常を撮った映像の上に、パニックシーンを撮られた、というストーリーになっていて、
恐ろしいシーンの合間に幸せなシーンが細切れで現れるという嗜好。
この演出でかなり臨場感が出た気がします。


それにしても、わかっていたものの、手ぶれがひどく本当に酔いました。
酔いやすい人はそれなりの覚悟が必要です。


話は変わって、前から思っていたのですが、
どうも欧米人の感性というのは、「怖い=気持ち悪い」というのが深層心理にあるようです。
今回NYで大暴れした”それ”もやっぱり気持ち悪い風貌をしていました。
エイリアンのイメージなのかも。


この映画は日本のモンスター映画へのオマージュも兼ねているとのことでしたが、
日本で暴れるゴジラとかモスラはもっと(日本人の中では)かっこいい存在で、
絶対的な力を持ち、人間の力など到底及ばないという点においてある種哲学的な命題を持っているような気がします。
両者を比較するとどうしても欧米人のもつモンスター感は「あさはか」に見えてしまいます。


まあ、モンスターに限った話ではないのですが。
この辺をテーマに研究するのも面白いかもしれません。

しくじりました



















久しぶりに見たクソ映画。
途中から、「しまった!選択ミスった!!」っていう感じ。


インターネットが招く恐ろしい事件、っていう新しいカテゴリの事件を描く、
という作成意図はすごくわかるんですが、
正直ヘボい。


そう、「ヘボい」という言い方が一番しっくりきます。


主人公の設定は相当有能なコンピュータ技術者なのに、まったくそういう感じじゃなかったり
(ほとんどパソコンに向かってなかった。キータッチも素人っぽいし)、
FBIのオフィス風景がなんか普通の会社のオフィスに見えたり、
「そんな手の込んだ殺し方じゃあ、準備している間に足がつくだろ!」とかつっこみたくなったり。


とにかく、全体的にヘボい。
主人公について言えば、たとえば「24」の方が断然スペシャリスト感があるし本格的。
緊迫感もいまいちだし。


ちょっといただけませんね。

ノーカントリー



















さっそく見に行きましたよ。
でも、びみょー。


いや、すごく面白くって、演出もうまいし役者もうまいなあと。
特に、ジョシュ・ブローリンいいなあ。
グーニーズの人ですか。ぜんぜん私の頭の中ではつながらなかったですが。


なんというか、コーエン兄弟の作品をざっと見たときに、
この作品よりもよいと感じるものがいっぱいあるので、
これでアカデミー賞??って感じがしました。(ファーゴとかオー・ブラザー!とかバーバーとか)


まあこれも、監督のこれまでの功績と、
がっつりとそつがないストーリーおよび役者あってこその賞だったのでしょう。


私的には、ハビエル・バルデムといえば、「海を飛ぶ夢」の方がインパクトありましたがね。
髪型を除けば。


潜水服は蝶の夢を見る



















うん。うまい。
いい物見たって感じ。すごく感動した。泣かなかったけど。
妻が前評判で「監督が天才的」と言っていましたが、
それはうそではなかった。


見る前は内容が内容だけに、たぶん息苦しい映画なのかな?と思っていたのですが、
そんなことはなく、むしろフランスっぽい?軽快なジョークも小気味よく、
映像も斬新で、なんだか非常に気分よく見れる作品でした。


ぐっときたのは最後のエンドロール部分。
氷河の崩れる映像を逆転再生したところ。ここで思わずホロリときた。
元の映像は、作品の中盤で主人公の気持ち(崩れていく様子)を表していた映像なんですが、
それを最後に逆転再生で見せることで、何とも力強い、生の息吹を感じさせる演出で締めくくっているように思いました。
その映像がなんとも前向きな人生観のように思えて、
その瞬間、人間っていいよなあ、とアホみたいに純粋にそう思いました。
これ考えた人天才だなあと。
すごいです。


絶対にお奨めしたい1本がまた増えました。


アメリカン・ギャングスター



















本当は違う映画目当てでシネコンへ行ったのですが、
あいにく時間が合わず、埋め合わせで見た映画なのですが・・・
これがよかった。


麻薬王とまじめな刑事の物語。
まったく相容れない別々の人生、対照的な生き方をする二人の対比がみごとに描かれています。


かたや麻薬王といえども天性の商才で麻薬界の頂点にまで登り詰めた男。
それに対して、くそまじめな性格から同僚に嫌われ、妻にも見放され、
それでも正しい道を貫こうとする男。


あなたならどちらの人生を選びますか?


っていうCMができそうなストーリー。


なにしろ監督がうまいんでしょうね。
この手の映画にしてはものすごくグッと来た一本です。


プロフィール

Author:おずぬー
某通信事業者のシステムエンジニア/きき酒師

◇当ブログについて
趣味である日本酒や音楽、本、映画 等々について、日々思っていることをつらつらと書いていきたいと思います。

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