![]() | グーグル革命の衝撃 (NHKスペシャル) (2007/05) NHK取材班 商品詳細を見る |
この本のおもしろさは、「Googleってこんなにすごい!」というポジティブ指向から始まって、「ネットに依存することの弊害」というネガティブ指向に終息するところにあると思います。
実に興味深い内容でした。
いまの時代に限って言えば、ネット=Googleと言っても過言ではない気がしますが、
それを「知」と混同しないこと。
つまりネットは良い意味でも悪い意味でも”ツール”であって、それを使って情報を得ることは必ずしも「知」ではないということ。
例えば、本書のエピローグ『「退化」する私たちの未来』にある大学のレポートの話しのように、
ググってコピぺで簡単に作成されたレポートと、
何件も図書館をはしごして、やっと得た情報から自分で考えて書かれたレポートでは、
中身の善し悪しは別にして、書いた人に与える知的な影響には雲泥の差があるということ。
なにかとネットに頼ってしまう現代。
便利なツールはツールとして、必要な情報を必要な分だけ使う、
逆に言うと不要な情報は使わないという選択眼を養うことが、
今の時代に生きるヒントになるのではないかと、
大げさかもしれませんが、そう思いました。

