こんなもんかなあ、というのが率直な感想です。
クローバーフィールド/HAKAISHA
始めから最後まで、一貫してホームビデオで撮影したもので、
パーティーのさなか、あんなものが突然現れたらこんな感じになるだろうなあ、
というリアル感があります。
途中、こんなところでビデオのことなんて気にするかよ!という場面もありますが、
まあ、そこはご愛嬌。
うまいなあと思った点は、ビデオが二重撮りで撮られているという設定になっていることです。
まず恋人との幸せな日常を撮った映像の上に、パニックシーンを撮られた、というストーリーになっていて、
恐ろしいシーンの合間に幸せなシーンが細切れで現れるという嗜好。
この演出でかなり臨場感が出た気がします。
それにしても、わかっていたものの、手ぶれがひどく本当に酔いました。
酔いやすい人はそれなりの覚悟が必要です。
話は変わって、前から思っていたのですが、
どうも欧米人の感性というのは、「怖い=気持ち悪い」というのが深層心理にあるようです。
今回NYで大暴れした”それ”もやっぱり気持ち悪い風貌をしていました。
エイリアンのイメージなのかも。
この映画は日本のモンスター映画へのオマージュも兼ねているとのことでしたが、
日本で暴れるゴジラとかモスラはもっと(日本人の中では)かっこいい存在で、
絶対的な力を持ち、人間の力など到底及ばないという点においてある種哲学的な命題を持っているような気がします。
両者を比較するとどうしても欧米人のもつモンスター感は「あさはか」に見えてしまいます。
まあ、モンスターに限った話ではないのですが。
この辺をテーマに研究するのも面白いかもしれません。
